彼となら、   熱くなれる
「そうだな、俺と寝た女は必ず気絶するが、まさか妹を抱くわけにいかないだろ?」

「・・・・・」私は真剣に考えた。

「俺は別に構わないが。」そして兄の言葉を真剣に受け止めた。

「いいの?」

「ジョークだ。」

「でも他にどうしたらいいのか考えつかないの。」

「ちょっと待て。」

「兄さん、考えなくていいから、今すぐお願い。」

「なっ、バカ言うな。その辺の女と違うんだ、自分の妹なんだぞ、軽々しく抱けるか。」

「ごめんなさい。自分じゃどうにもできなくて、こんなことを頼むなんて、私どうかしてる。」

「咲良にパレたら、ことだ。あいつは勘が鋭いからな。」

「姉さんは父さんに診てもらえばいいって。」

「わかってないな。自分はやりまくっていい思いをしているくせに、可愛い妹が重症なのをちっとも考えてやれないとは。」

「お願い、兄さんに診てもらいたいの。妹ではなく、一人の女として扱ってみて、もし感じなかったら今度は必ずクリニックに行くから。」

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