彼となら、   熱くなれる
「そう言われてもこればかりは、していい事と悪い事があるだろ?」

「兄さん、お願い。」私はその場でどんどん服を脱ぎ捨てていった。

「珠良、よせっ、脱ぐんじゃない。」私は素っ裸で兄の前に突っ立った。

「なんてヤツだ。俺の前で脱ぐなんて。」

「どうして?」

「おまえは俺を兄だと思うからどうということはないだろうが、妹とはいえ、目の前に素っ裸の女がいたら男はこうなって当然だろ?」

兄はジーンズのファスナーを手で覆ってみせた。

「しかも悪くない。いや、今まで抱いたどんな女より眩しい。俺好みなラインにクラクラする。」

「そうなの?」

「完璧だ。男なら絶対ものにしたいと思うし、すごくそそられる。」

「私の体を見て皆がそう思うの?」

「思わないヤツは肝心なものがついてないか、あっても役に立たないんだ。」

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