星になれたら。
プロローグ
"命"とは儚いものでいつかは消えてしまうもの
だから"命"あるものいつかは果てる。
そんな事は分かってた。
だけど自分がこんなにも早く死んでしまう事になるなんて思ってもみなかった―…。
カーテンをひいていない窓から日光が射し込みベッドで微睡む男の顔を照らし出す。
眠っていた鳥たちは目覚めだし一斉に唄い出した。
―トゥルルルル…。
静かな部屋に電話の呼び出し音が鳴り響く。
男は無視を決め込み頭からシーツを被り眠り続けようとするが音は一向に鳴り止む気配がない。
男は諦めベッドから起き上がり携帯を取ると通話へと繋がるボタンを押した。
とたん。
「もしもし?お兄ちゃん?!」
元気の良い声が飛び出してくる。
電話の主は男杉本架月の妹、陽菜だった。
「ひっ…陽菜?どうしたんだよ。兄ちゃん寝てたんだぞ?」
杉本が間の抜けた声で抗議するが
「なぁに言ってんの?!今何時だと思ってんのよ。6時よ?6時!!」
そんな声で一蹴されてしまう。
だから"命"あるものいつかは果てる。
そんな事は分かってた。
だけど自分がこんなにも早く死んでしまう事になるなんて思ってもみなかった―…。
カーテンをひいていない窓から日光が射し込みベッドで微睡む男の顔を照らし出す。
眠っていた鳥たちは目覚めだし一斉に唄い出した。
―トゥルルルル…。
静かな部屋に電話の呼び出し音が鳴り響く。
男は無視を決め込み頭からシーツを被り眠り続けようとするが音は一向に鳴り止む気配がない。
男は諦めベッドから起き上がり携帯を取ると通話へと繋がるボタンを押した。
とたん。
「もしもし?お兄ちゃん?!」
元気の良い声が飛び出してくる。
電話の主は男杉本架月の妹、陽菜だった。
「ひっ…陽菜?どうしたんだよ。兄ちゃん寝てたんだぞ?」
杉本が間の抜けた声で抗議するが
「なぁに言ってんの?!今何時だと思ってんのよ。6時よ?6時!!」
そんな声で一蹴されてしまう。