星になれたら。
とりあえず枕元の目覚まし時計に手を伸ばし、時間を確認する。
彼女の言う通り時計の針は6時を指していた。
「陽菜ぁ~。もうちょっと寝させてくれよ。俺昨日は光に付き合って寝たの3時だったんだよ」
不機嫌な声で抗議をしてみるも杉本は更に不機嫌な声音で怒鳴られるハメになってしまった。
「ちょっとお兄ちゃん!光に会ったの?!ずっる~い!どうして私も呼んでくれなかったのよ!!」
携帯が振動しそうな程の大声である。
「だってお前、昨日は仕事で忙しいって言ってただろ?」
耳鳴りがする耳に指で栓をしながら返してみるも陽菜は聞いてはいなかった。
「…お兄ちゃん。光に手ぇ出さないでよね」
暫く沈黙が続いていたかと思えば、いきなり検討違いの事を言われ唖然としてしまう。
何故なら先刻から二人の話題に上っている光とは男だからだ。
杉本の友人であり陽菜の想い人でもある。
「はぁ?何言ってんだ。光は男だぞ?手なんて出すわけが…」
「分かんないわよ。そんなの。光可愛いし」
言われて杉本は光の容姿を思い浮かべる。
彼女の言う通り時計の針は6時を指していた。
「陽菜ぁ~。もうちょっと寝させてくれよ。俺昨日は光に付き合って寝たの3時だったんだよ」
不機嫌な声で抗議をしてみるも杉本は更に不機嫌な声音で怒鳴られるハメになってしまった。
「ちょっとお兄ちゃん!光に会ったの?!ずっる~い!どうして私も呼んでくれなかったのよ!!」
携帯が振動しそうな程の大声である。
「だってお前、昨日は仕事で忙しいって言ってただろ?」
耳鳴りがする耳に指で栓をしながら返してみるも陽菜は聞いてはいなかった。
「…お兄ちゃん。光に手ぇ出さないでよね」
暫く沈黙が続いていたかと思えば、いきなり検討違いの事を言われ唖然としてしまう。
何故なら先刻から二人の話題に上っている光とは男だからだ。
杉本の友人であり陽菜の想い人でもある。
「はぁ?何言ってんだ。光は男だぞ?手なんて出すわけが…」
「分かんないわよ。そんなの。光可愛いし」
言われて杉本は光の容姿を思い浮かべる。