俺の事見てくんなきゃやだ。
「プリン、プリン、プ・リ・ン~♪」
お湯を沸かし、ルンルン気分で紅茶を作る。
《ガチャ…》
ん?玄関が空いた??
お母さんが帰ってくるには相当早い時間だ…
もしかして…泥棒さん!??
泥棒さんだったらどうしよう!!!!
心では焦っているものの、頭では お湯が沸いた音を冷静に聞いていた。
緊張しながらも玄関へ向かう。
片手にプリン…ではなく、
片手鍋を固く握りしめ…
いざ出陣!!!!
《ガチャ》
と音と共に廊下へと繋ぐドアが開く。
「乃亜ープリンたべよー?
……ん?
乃亜片手鍋持ってなにしてんの?」
准李だった…