後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ
「手を掴まれた時、クッキーで殴ったからボロボロになっちゃったの又焼直して月曜日持っていくから」
手に持っていたボロボロのクッキーを後ろに隠した。
「出せよ」
「イヤだよ」
「いいから」
「形が悪くても味が良ければそれでいいだろ」
北沢くんは、わたしの前に手を出した。
「今度、焼いてくるから」
「俺は、今食べたいの」
「ほんとに?」
「丁度甘いもの食べたかったんだ」