後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ



「焼きそばパン取れなかったからショックなんだろ?」


わたしの左肩を掴み、そういって笑いながら歩く北沢くん


最悪です。


どうしてわたしは、捕らわれた小人のように引きずられているって言うのか宙に浮いてるの?


「あの……下ろしてもらえますか?」


チラッと北沢くんを見つめると、クククっと笑う。


「メイちゃん、今から一緒にご飯食べようよ屋上で」


「ちょ、ちょっと待って友達が教室で待ってるの」


「大丈夫、ちゃんとメイちゃん借りるって言ったから」


どうして、こうなっちゃうのかな...


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