後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ
気持ち
「メイ~また明日」
下駄箱で美紅に手を振りクツに履き替える。美紅の帰る方向はわたしと反対。
「メイ」
後ろから声をかけられ振り向くと北沢くんが立っていた。
な、何で又そんな至近距離?
「は、はい何ですか?」
合わせていた視線を下に向けた。
「一緒に帰らないか?」
と、とんでもない。
でも北沢くんは、バイクで帰るんじゃないの?それに帰る方向同じだったっけ?
「凛~探したんだよ、話あるってメールしたでしょ!」
栗色の髪にスイートな唇しかも今にも見えそうで見えない太ももライン。
こ、この人は……保健室で北沢くんに馬乗りしていた上級生!?