後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ
リュックを背負い、島くんの後を追いかけると上級生の女の人が島くんに声をかけて来た。
「島元くん、今日北沢くん見なかったんだけど知ってる?」
「今日は凛、休みっすよ、なんか用事あったんすか?」
「えっとね...これ、友達に頼まれたんだけど、渡してくれる?」
上級生は、ポケットに入れていた紙を島くんに渡すと目の前から去って行った。
「メイちゃん、気になる?」
島くんは、クルンっと向きを変えわたしを見つめた。