後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ
「お母さん~今日は、起こしてくれるって言ったで・・・!?」
一瞬固まってしまった。
「メイおはよう」
コーヒーなのか紅茶なのかカップを手に持ち、ゆったりとして座っている北沢くんがテーブルの前に座っていた。
ど、どうして北沢くんが家に居るの!?
「き、北沢くん・・・」
「遅刻するぞ~」
北沢くんは、手に持ったカップの中身を飲み終えるとキッチンに置いた。
「どうしているの?」
「飯食わないと置いて行くぞ」
無視ですか?
「母さん居なかった?」
「あ~朝、メイを迎えに来た時、俺の手を掴んで家に入れると『メイの朝食ここに置いておくから自由にして』って言って何処かに行ったぞ」