後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ


もう鼻血が出そう。ちょ、ちょっと離れて歩こうかな?


歩く足を緩め北沢くんから30センチぐらい後ろなった。


「あのね・・・迎えに来てくれてありがとう」


軽く呟くと前を歩く北沢くんの足が止まる。


どうしたの?


北沢くんの背中を見つめると北沢くんは「オレは、ずっとメイと居たいから来たんだ」そう言って、わたしの方に手を伸ばした。


ヤ、ヤバいでしょ・・・その赤くなった横顔がめちゃくちゃカッコいいよ。

思わず唾を飲み込み北沢くんの指に手を伸ばすと指先が触れてドキドキしてしまう。


もう息が上手くできなくて倒れそうだよ。

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