後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ



北沢くんの足を組む向きが、わたしの方に向いてるからくっついて見えるのかな?


「オレは・・・メイの顔が見たいの」


かぁっと顔が熱くなる。

「イヤ?」

「イ、イヤじゃないよ、でも、こういうの慣れて無くて・・・」


「じゃ~これから慣れればいいだろ」


そう北沢くんが言うと顔が近づいてきて唇が触れそうになった瞬間、自分の口を手で押さえ


「ご、ごめんね・・・今お弁当の玉ねぎの匂いがしちゃって・・・それより卵焼き食べる?」


膝に置いていたお弁当から卵焼きを取ると北沢くんの口に持って行った。


< 285 / 418 >

この作品をシェア

pagetop