後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ
キスするのがイヤとかじゃないけど上手く言葉じゃ言い表せないけど簡単にキスしてほしくなかった。
もっと、もっと大切な物だって思ったから。
でも北沢くんの事大好きなんだよ。もっともっと傍に居たいの。こんな我がままな気持ち分かってくれるかな?
「美紅と島くん付き合ってるんだね」
「あ~そうみたいだな」
ちょっとだけ脹れっ面な北沢くんの横顔を見ながら苦笑いする。
「いつからなのかな?」
「島は、ずっと前から」
島はって?
「そっか・・・」
膝に置いていたお弁当の残りを食べ終えハンカチで包むとお茶を口に含んだ。
「お茶飲む?」
北沢くんの顔をチラっと覗くと拗ねているような感じ。
どうしたのかな?