後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ
屋上から図書館へ向かい本棚の間の椅子にちょこんと座ると北沢くんは、頭をクシャリと掴んでから手の力を緩めた。
「メイ・・・」
「何?」
「島の事気にすんな」
「分かってるよ、でも・・・」
じっと北沢くんを見つめると座っている椅子から立ち上がり
わたしの視線まで膝を落とすと髪をクシャクシャっとして何かを考えるように口を開けた。
「メイがしたいって言うまでしない、でもオレが我慢できなくなったら教えてやるよ」
そう言ってちゅっと唇が重なると、おでことおでこをコツンと重ね優しいため息を吐いた。