後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ



デッキブラシを振り上げていた北沢くんは、わたしの手を掴むと降ろした。


「メイ・・・今なんて言った?」
「信じるよって言ったの」
「じゃなくて・・・名前呼んだよな?」
「名前?」


北沢くんっていつも言ってるでしょ?


「凛って呼んだよな?」

そう言えば・・・凛って言ったような・・・

「もう一度言ってくれる?」
「ここで?」
「ここで」
「でも皆いるよ」


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