後ろの甘々狂犬王子とペットなメイ


すると北沢くんは、トイレの入り口に向かって睨むと群がっていた生徒が散っていく。


「これで呼べるだろ?」


わたしは、抱きしめていた手を離すと北沢くんは、前からわたしを抱きしめ上から見つめる。


「メイ・・・好きだよ」
「わたしも好きだよ・・・リン」
「聞こえねえって」


聞こえないって・・・そんな急に言えないよ。


「メイ、超可愛い」
「き、北沢くん・・・手が動いてるよ」


お尻あたりで動いていた手をパチンと叩くと後ろから咳ばらいが聞こえてきた。



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