そしてキミは花になる


「いや…なんか…死にそうな子が森に入ってってるって思ったから…」


わたしってそんなにヤバかったのかな?


まぁ一応、フラれたわけだし?

「って言うのは嘘です…」
はぁ?
もう…
なんなのこの人?

ってか、

「じゃ…じゃあなんで?」


わたしが不思議そうに聞くと先生は、少し迷ってから口を開いた。


「さっき…君さ…、フラれてたよね…?」

……
知ってんじゃん…
ならなおさらだよ。


「だったら1人にして下さいよ。それとも笑いにきたんですか?」


さすがにひどくない?



< 10 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop