そしてキミは花になる



「大丈夫っすよ?神田。そろそろ帰れよ?って…えぇ!?…それ、解けたの?」

ビックリしている小早川にわたしはさらっと答えた。


「まぁ…一分ちょっと…ですかね?」

ふんっと心の中で鼻をならした。

「俺でも30分はかかったのに…」

小早川はかなり悔しそう。…でも、同情なんかしない。

勝者に励まされることがどれだけ悔しいか分かる気がするから。


「じゃ。わたしは帰るんで。さよなら」

わたしは、先生達に手を振ると先生にメールした。


***********

DEAR 緒方蓮

先生ー!
遅くまでお疲れ様です。

いつだったら先生の家に行って大丈夫ですか?

連絡下さい。


from 愁芭

***********




< 32 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop