そしてキミは花になる
「ちはるーっ!おっはよーっ」
わたしは、勢いよくちはるに抱きついた。
「わっ!しゅっ愁芭…?」
ちはるは、なんか元気がないように見えた。
とゆうかわたしに会うのが気まずいみたいな…?
気のせいかな?
「どうしたの?」
わたしが不思議そうにちはるに尋ねると、ちはるは作り笑いをした。
「えっ…?なっなにが…?おはよ…!」
ちはるは、嘘が下手。
でもそれ以上は、詮索するのをやめた。
ちはるにだって話したくないことぐらいあるよね?
ちはるが話してくれる時が来たら聞けばいいよね?
―――――
このときの考えが甘かったのかもしれない。
なんでちゃんと聞いてあげなかったんだろう。
ちはる…。
ごめんね…。
たくさん責めて。