そしてキミは花になる
この人といると口調が悪くなっていく。
「今舌打ちした?teacherに向かって舌打ちした!?」
なんでこの人は2回言うのかな?
いちいちイラッとくるんだけど。
もう無視だ。
害虫は無視。
「えっ?無視っ?ひどくない?」
わたしは、急いでちはるのもとに戻った。
「おかえりぃ~」
「ただいま!ねぇねぇ、つかぬことをお伺いしていいですか?」
わたしは、小早川先生のどこがいいのか全く分からなかった。
「なんで敬語っ?なんでもどうぞ?」
ふふって笑うちはるが可愛くてつい見入ってしまった。
わたしは顔を横にふるふると振ると、再びちはるに話しかけた。
「ちはるは、小早川先生キモいって思ったことないの?…正直ちはるさんの美的センスがずれてると思いますよ!」
わたしは、結構真剣な顔で言った。
ちはるには悪いけど…。