そしてキミは花になる
「離してください」
わたしは、そう言って彼から離れた。
「なんで…なんでそんな悲しそうな目してるの?」
はぁ?
失恋したからに決まってんじゃん。
っとゆうか、
「関係ないじゃないですか。ってか帰っていいですか?」
この時間に帰ろうってのもおかしなはなしだけど…
でも、授業受けるだけの力が残っていない。
体が重くて…
頭も痛い…
「ダメ…」
先生は、あたしの腕を掴んだ。
「なっ!先生に関係ないですよねっ?」
まぁ、サボろうとしてる生徒がいたらとめるのが普通。
でも、用事があるかもしれないじゃん。