天使のアリア––翼の記憶––
「こんにちは」
藍羅先輩が私の後に続いて入る。
「あ!このまえのおねーさんたち!」
ディナちゃんは覚えていてくれたらしい。凄く嬉しい。
ディナちゃんは天使の如く可愛らしいその笑顔で私達を迎え入れてくれた。
ディナちゃんはベッドに起き上がって、何か外国語で書かれた絵本を読んでいるところだったらしい。
「どうしてここにおねーさんたちがいるの?」
ディナちゃんの問いかけに、
「今日はコンサートがあるんだ」
藍羅先輩が答えた。
「コンサート?うたうひとがくるコンサート?」
首を傾げるその姿の愛らしさは異常だ。
「おねーさんたちもそれをみにきたの?」
フッと藍羅先輩が不敵な笑みを浮かべた。
その格好良さはもはや斎藤先生を抜いている。他の人が見たら鼻血でも出るだろう。
「あたし達は歌うんだ」
きょとん、としている、その大きな瞳の青と黄金は今日もまるで宝石のように美しい。
「じゃあ…もしかして、おねーさんのなまえは、ほしみやあいらさん?」
信じられない、といった表情をするディナちゃん。
「あぁ。あのポスターの漢字が読めたのか?偉いな」
藍羅先輩はディナちゃんに微笑みかけた。
するとディナちゃんは驚いたように私のほうを見た。
「じゃ、じゃあ、おねーさんが、かはらつきこさん?」
「そうだよ」
微笑むと、ディナちゃんは大きな目を更に見開いた。
そして、「ぜったいみにいくね!」なんて可愛い笑顔で言ってくれた。
彼女の微笑みは、まるでマイナスイオンでも出ているのではと疑うほどの癒し効果がある。
そういえば、我が親友、乙葉も癒されるような微笑みをくれる。でもあれは、癒されるというより、力が抜ける、と表現すべきかもしれない。
ふと気づいたのだが、ディナちゃんの部屋には相変わらずお花が飾ってあった。
この前はオレンジの薔薇だったが、今日はオレンジとピンクのガーベラに白いカスミソウだ。
なんとも美しい花たちがディナちゃんを優しく見守っている。
「綺麗なお花だね」
ディナちゃんはパアッと元気いっぱいの笑顔で話してくれた。
藍羅先輩が私の後に続いて入る。
「あ!このまえのおねーさんたち!」
ディナちゃんは覚えていてくれたらしい。凄く嬉しい。
ディナちゃんは天使の如く可愛らしいその笑顔で私達を迎え入れてくれた。
ディナちゃんはベッドに起き上がって、何か外国語で書かれた絵本を読んでいるところだったらしい。
「どうしてここにおねーさんたちがいるの?」
ディナちゃんの問いかけに、
「今日はコンサートがあるんだ」
藍羅先輩が答えた。
「コンサート?うたうひとがくるコンサート?」
首を傾げるその姿の愛らしさは異常だ。
「おねーさんたちもそれをみにきたの?」
フッと藍羅先輩が不敵な笑みを浮かべた。
その格好良さはもはや斎藤先生を抜いている。他の人が見たら鼻血でも出るだろう。
「あたし達は歌うんだ」
きょとん、としている、その大きな瞳の青と黄金は今日もまるで宝石のように美しい。
「じゃあ…もしかして、おねーさんのなまえは、ほしみやあいらさん?」
信じられない、といった表情をするディナちゃん。
「あぁ。あのポスターの漢字が読めたのか?偉いな」
藍羅先輩はディナちゃんに微笑みかけた。
するとディナちゃんは驚いたように私のほうを見た。
「じゃ、じゃあ、おねーさんが、かはらつきこさん?」
「そうだよ」
微笑むと、ディナちゃんは大きな目を更に見開いた。
そして、「ぜったいみにいくね!」なんて可愛い笑顔で言ってくれた。
彼女の微笑みは、まるでマイナスイオンでも出ているのではと疑うほどの癒し効果がある。
そういえば、我が親友、乙葉も癒されるような微笑みをくれる。でもあれは、癒されるというより、力が抜ける、と表現すべきかもしれない。
ふと気づいたのだが、ディナちゃんの部屋には相変わらずお花が飾ってあった。
この前はオレンジの薔薇だったが、今日はオレンジとピンクのガーベラに白いカスミソウだ。
なんとも美しい花たちがディナちゃんを優しく見守っている。
「綺麗なお花だね」
ディナちゃんはパアッと元気いっぱいの笑顔で話してくれた。