たった一つのたからもの
前奏曲 こえ
私はあんまり身体が丈夫じゃないから、寝てばかり。
パパは私のために働いてくれているの。
だから、私とパパは会えない。
それでも良かった。

パパが、寝てる私にたくさんのお話しを聞かせてくれるから。それだけで良かったの。


ほら、眠りの意識にパパの声が聞こえてくる。
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