ヒミツの恋を君と。Sweet Secret【番外編】
「にしても、2ヶ月も付き合ってて、ハルさんがなーんにもしてこなかったわけじゃないんでしょ?」



「…まぁ、」





あの晴が、何もしてこないわけがないんだけど…。





「なにやってんのよ桃佳!まさか、あんたが拒み続けてるの?」





思わず体をビクつかせてしまった。


図星に近いけど、でも、でも、ちょっと御幣がある。





「拒んでるわけじゃないよ。ただ、ちょっと避けてたっていうか…」



「なんで!?」





迫ってくる塔子が怖い…。





「だって、恥ずかしくて……」





バカ兄貴さえ邪魔してこなかったら、あの日なら勢いで出来た気がするのに。



冷静になってしまえば、いろいろ考えてしまって……。



< 4 / 33 >

この作品をシェア

pagetop