ヒミツの恋を君と。Sweet Secret【番外編】
「最初は誰でも恥ずかしいけど、大丈夫だよ」



「うん、でも…怖いって言う方が正しいかも……」



「怖い?」



「だって……」





塔子に相談しようとした時、





「吉丘さん、ちょっと話したいことがあるんだけど、今いいかな?」





私と塔子のいる机の前に、知らない男の子が立っていた。





「え?えぇっと?あたし?」



「うん、俺、佐藤っていうんだ」



「え…あ、うん?」





ニコッと笑う彼とは面識がないんだけど?


戸惑ってると、塔子が耳元で囁いてきた。





「告白だよ告白!」



「えっ!?」



「最近、ハルさんとのことでめっきり可愛くなったからなぁ桃佳。このこの!モテちゃって!」



「えぇっ!?」





可愛くなった!?


あたしが!?




そんな自覚はさらさら無いどころか、晴と付き合う前から一緒で、あたしは自分の容姿に一向に自信なんてない。



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