ヒミツの恋を君と。Sweet Secret【番外編】
この学校に転校してきた当初は、オタクを封印して綺麗になって、自分に自信を!

なーんて目標を立てたあたし。



でも、人間根本の性格なんてなかなか直らなくて、あたしは未だにネガティブ寄りな人間。





「ねぇ桃佳。ハルさんとは早めにやっちゃった方がいいと思うよ。こじれちゃう前にね」



「え?どういう……?」





こじれるって、どういうこと?





「吉丘さん、昼休み終わっちゃうから急いで」



「え、あっ!?」



「桃佳ーいってらっしゃーい」





塔子から聞き出す前に、あたしの腕は佐藤くんとやらに引っ張られてた。




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