どうして。~君と過ごした大切な日々~
「もしもし」

こっ、
この声は……

たっ、拓人!?


「もっ、もしもし」


「さっきのメール見た?」

見たに決まってるじゃん。

「うっ、うん。」

あぁ~
もう、動揺してうまく喋れない!


「そっか、
 あのさ…

 俺、お前のこと好きだ。

 返事はいつでもいいから
 俺とのこと考えてみて。」


「ま、待って。
 
 わ、私も拓人が


 すっ…好き。」


絶対今
顔真っ赤だよ。

「まぢっ!!
 良かった~

 じゃあ、今日は夜遅いからまた明日な。」

「うん、おやすみ、」


プープープー

電話が切れた途端私はベッドにダイブした。


きゃー、
拓人の彼女になれたんだ。



その日はベッドの上で騒ぎすぎて
お母さんに
“早く寝なさい”と怒られたのは
言うまでもない。
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