どうして。~君と過ごした大切な日々~
はぁ、疲れた。

もう、
隣が拓人だと心臓持たないや!


「あるむー!!
 恋バナ恋バナ聞かせて」

後ろを見ると
目をきらきらさせて
めっちゃ笑顔な美桜がいた。



そんなに楽しみにされても…

「早く聞かせてよ~」

「あ~…

 あのね。
 その~…」

私が恥ずかしくなって
もじもじしてると

「早く言ってよ!
 じらすな~!!」

そう言って美桜は
頬を膨らませて
怒った顔をしてみせた。

「分かったよ~
 言うから…」

「ふふふっ、
 待ってましたー!!

 でっ、何??」

はぁ、
もう言おう!

私は心の中で決心を固めた。



「私ね、
 拓人のこと好きになったんだ。」

そう言うと

「えっ、今頃。
 

 ん~まぁ自覚したんだからいっか。
 じゃあ、頑張れ…
 応援……してるよ~!!」


最後のちょっとした間は何なんだ?

まっ、いっか。


私達はまた恋バナにはなをさかせながら
部活に向かった。
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