その蜜は海のように
笑顔で話かけてきたのは品の良さそうな老婦人だった。

おそらくはどこかの貴族だろう。

「あら、貴女があのリィア様ね。まだ若い上に綺麗な姫様が領主になることで国中の噂の的になっておりますのよ。
婚約者を亡くされたばかりでお辛いのにいきなり仕事を任されてさぞ大変でしょうけど、若い娘の間では純愛だのなんだのって嫉妬の対象にもなっていゆよですよ。」

ご婦人はそういうと先ほどこちらを見ていた若い貴婦人を意味ありげに見た

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