キミ色で染まるキャンバス



………忘れられるわけないじゃん……



寂しそうだけど、
どこか妖麗な顔を向けて
そっと置いて行くような優しい声で言うんだから……


不覚にもドキッとした


…なんであんな意味深長なこと残してどっか行っちゃうかな…



…なんであんな捨てられた犬みたいに悲しい顔でお願いするかな…



考えるほどツボに嵌(ハマ)っていっている気がする…



暫くいろいろ1人で考えてたらいつの間にか寝てしまっていた



その日から私の徒(イタズラ)な日々は過ぎていくなんてこの時の私は思わなかった



何も知らない私はまた猫になる夢を見て心地の良い眠りに入っている……



夢の画角が変わり、分かったのは、私がなった猫の種類は黒猫だったことだった………

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