キミ色で染まるキャンバス



「お母さん!!!

お父さん!!!

いたら、返事して!!!!」



叫んでみるも、
家が崩れ落ちる音に混じって
自分の声が小さいものにしか聞こえない


どこにいるんだろう…


リビングもキッチンも寝室も探した



残った部屋は、ないはず…




…いや、あと一部屋…





私は、大きな炎の壁ができてる奥の個室に向かった


< 15 / 102 >

この作品をシェア

pagetop