キミ色で染まるキャンバス

多分、彼女を見つけて、救護しようと思った昼休み中の看護師だろうと思い、自ら手を振って合図を送った


「柚ちゃーーん?大丈夫ーー?」


看護師は俺には目もくれずに彼女に呼びかけた


俳優という職業柄、誰かに声をかけられるのは当たり前だと思っているから、こーゆーことがあるとちょっとだけムッとしたりする


なんて、こんな時によく変なこと考えられるなとか思いながら、看護師に事情を説明する

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