キミ色で染まるキャンバス

すると、"神崎さん"は深くお辞儀してきて、大声で言った

「お願い…っ!
今の柚ちゃん救えるのはあなただけなのっ!
すぐ終わるから来て!!」


その声があまりにも真剣味を帯びていたので、行かないという選択肢
打ち消されてしまった

すぐ終わると言ったものの、
俺は何だか変な勘が働いて、
この話は長くなるか、ややこしいものだと思った


仕方なく、ボンに適当な理由をつけて、今日の飲みを断った


後日ボンにこっぴどく次の飲みを誘われるのは目に見えているが。


ごめん、今はコッチを優先させて…


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