キミ色で染まるキャンバス
だって初対面だろ⁈
なんで………!
どうして………!
「智くんに無理言ってるのは分かってるわ……
でも、あなたしか……
一条智和しか柚ちゃんは救えないの!!」
"一条"…
その言葉を聞くたびに
俺の胸にある蟠(ワダカマ)りが大きくなって行くような気がした
これ以上この空間にいると、
何かに蝕(ムシバ)まれてしまうような感覚に陥ってしまう……そんな気がする…
質問してさっさとこの部屋から出るか…
今の俺の逃げ道はこれしか考えられなかった