キミ色で染まるキャンバス


分かってスッキリしたはしたけど、


悩みとゆーか、不安は増えるばかりだ


あいつはこれから"1人で"生きてかないといけないのか…



何とも言えない…
ただ胸がぎゅっと痛む…



俺が黙ってたら、
神崎さんが口を開いた



「あなたからしたら初対面の看護師がただのファンのために助けてほしいって思ってるかもしれない


でも、本当に本当にあなたに助けてもらいたいの…


死んだあの子の母に代わりお願い申し上げます。


柚月を幸せにしてください…」


神崎さんは深々と頭を下げる


下げた頭は暫く上がらなかった

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