小咄
朝食を食べ、真砂と町で買い物がてらぶらぶらしてから昼食を取り、また少しぶらぶらしてから、二人は帰路についた。
「ねぇねぇ課長。どうせならさ、年末にお邪魔してもいい?」
真砂の車で送って貰いつつ、助手席で深成が言う。
「今も年末だが」
「違うよ。そうじゃなくて、ほんとに年末。三十一日。年越し、一緒にしようよ」
ちろ、と視線だけを動かして、真砂が横を見た。
「わらわ、おせち作ってあげるよ。でさ、初詣に行こう」
わくわく、と言う深成に、真砂は小さく息をつく。
年越しを一緒にしようということは、思いっきりお泊りではないか。
「お前は自分が言ってることが、わかっているのか?」
前を向いたまま言う真砂に、深成はきょとんとした顔を向ける。
「何が?」
「……まぁ、ずっと家にいるわけでもないか」
夜のうちに初詣に行けばいいのだ。
この子供が、そこまで起きていられるかが問題なだけで。
「えへへ。楽しみ~」
そんな真砂の心配事には気付かず、深成は一人うきうきと、おせち料理の献立を考えるのであった。
・:・☆・:・★・:・☆・:・★・:・☆・:・★・:・☆
忘年会バージョン。
いや、カウントダウン~初詣、というリクエスト(ん? カウントダウンだけだっけか)だったのですが、うっかり仕事場からスタートしたら、何か忘年会まで繰り出してしまったので、じゃ忘年会バージョンも書いてやれ、とそのまま書き進めてみるも、やたらと長くなってしまいました( ̄▽ ̄)
何か小咄、どんどん長くなってるよね。
普通に一本の話として独立させてもおかしくない(多分普通に書くと100p超えるやつもある)。
ということは、何気に左近は相当な数書いてるんじゃ?
今は本編で真砂と深成が離れ離れなもので、いちゃいちゃはこっちでしかさせられないのですよ。
んでも相変わらずな深成ですが。
最後に真砂課長とデートしてるのも気付いてないんでしょう。
そしてお話は、年越しバージョンへと続きます。
2015/02/22 藤堂 左近
「ねぇねぇ課長。どうせならさ、年末にお邪魔してもいい?」
真砂の車で送って貰いつつ、助手席で深成が言う。
「今も年末だが」
「違うよ。そうじゃなくて、ほんとに年末。三十一日。年越し、一緒にしようよ」
ちろ、と視線だけを動かして、真砂が横を見た。
「わらわ、おせち作ってあげるよ。でさ、初詣に行こう」
わくわく、と言う深成に、真砂は小さく息をつく。
年越しを一緒にしようということは、思いっきりお泊りではないか。
「お前は自分が言ってることが、わかっているのか?」
前を向いたまま言う真砂に、深成はきょとんとした顔を向ける。
「何が?」
「……まぁ、ずっと家にいるわけでもないか」
夜のうちに初詣に行けばいいのだ。
この子供が、そこまで起きていられるかが問題なだけで。
「えへへ。楽しみ~」
そんな真砂の心配事には気付かず、深成は一人うきうきと、おせち料理の献立を考えるのであった。
・:・☆・:・★・:・☆・:・★・:・☆・:・★・:・☆
忘年会バージョン。
いや、カウントダウン~初詣、というリクエスト(ん? カウントダウンだけだっけか)だったのですが、うっかり仕事場からスタートしたら、何か忘年会まで繰り出してしまったので、じゃ忘年会バージョンも書いてやれ、とそのまま書き進めてみるも、やたらと長くなってしまいました( ̄▽ ̄)
何か小咄、どんどん長くなってるよね。
普通に一本の話として独立させてもおかしくない(多分普通に書くと100p超えるやつもある)。
ということは、何気に左近は相当な数書いてるんじゃ?
今は本編で真砂と深成が離れ離れなもので、いちゃいちゃはこっちでしかさせられないのですよ。
んでも相変わらずな深成ですが。
最後に真砂課長とデートしてるのも気付いてないんでしょう。
そしてお話は、年越しバージョンへと続きます。
2015/02/22 藤堂 左近