いたずら太陽。〜世界で1つの光〜
「あの話ってなんですか?」


「あぁ!そうそう。

この前姫織ちゃんが巻き込まれたあの事件の事なんだけど。

調べてみたら昔にも一回同じ事が起こってたの。

その時本棚を固定したはずなんだけどネジが緩んでたみたい。

ちゃんと定期的に確認すればよかったわね。

本当ごめんなさい。」


先生は申し訳なさそうに頭を下げてくれた。


先生のせいじゃないのに。

「先生、頭上げてください。私は大丈夫ですから。
でもこれ以上被害が出ないようあの資料室を閉めた方が良いと思います。」


「えぇ。そうするつもりよ。あそこの他にもまだ資料室はたくさんあるしね。
この話は終わり。もう教室戻っていいわよ」


職員室をでてから時間をみるとまだ休み時間はたっぷりあった。
< 31 / 101 >

この作品をシェア

pagetop