ドロップアウト
綺麗な青空だ。
花見の一件から一週間がたっていた。
俺達は屋上にいた。
「しかし、暇だねぇ。」
と言うと龍崎が煙草をくわえたまま「だねぇ〜。」と言ってきた。
「喧嘩でも吹っかけに行きますか?」
タマがそう言ってきた。
「アホか。売られた喧嘩はいくらでも買うが、喧嘩を無駄に売るほどシャバくねぇっつの。」
と龍崎が渋い顔でタマに言った。
「ですよねぇ〜。」
と言ってタマは「う〜ん。」と腕を組みながら面白い事を考えていた。