傷ついてもいい
これでいいんだ、と佳奈は思っていた。

どう考えても、斎藤は佳奈にとってもったいないような素敵な人で。

斎藤が思ってくれるのと、同じには、まだなれないけれど、きっとこれから変わっていける。

斎藤に抱かれながら、佳奈は、ずっとそう思った。

目を開けて、斎藤の少し苦し気な顔を見る。

「佳奈…いい?」

「ん…気持ちい…」

斎藤の息遣いが荒くなる。
佳奈の中心もだんだんと熱くなる。

強い快感の波の中で佳奈は、エクスタシーに達した。



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