幸せになる方法〜「ずっとそばにいたのに.....」スピンオフ〜
キスしたくなって、一瞬、悩む。
せっかくのメイクが崩れちゃうかな........
と思って躊躇していたら、心優が首に腕を絡ませ、そっと唇を押し当て、茶目っ気のある笑顔を見せた。
「もう一回グロス塗るから平気。あ、でも、稜の唇、赤くなっちゃった。」
「えっ?」
「拭けば取れるよ。それより、これから本番だよ。人前でキスするなんて、初めてじゃない?」
「そうだ。何か緊張する.......。」
「しっかりして下さい。ダンナ様。」
「大丈夫。頑張る。それより、焦って、指輪はめる指、間違えそう。」
「ふふふ.......間違えたら面白いかも。一生忘れられない思い出になっちゃう。」
「ダメだよ。そんなん、ダサ過ぎる。」
笑いながらの何気ない会話、すべてが幸せに思える。
「幸せ」って、こういうことなんだって、体全体で感じている気がする。
せっかくのメイクが崩れちゃうかな........
と思って躊躇していたら、心優が首に腕を絡ませ、そっと唇を押し当て、茶目っ気のある笑顔を見せた。
「もう一回グロス塗るから平気。あ、でも、稜の唇、赤くなっちゃった。」
「えっ?」
「拭けば取れるよ。それより、これから本番だよ。人前でキスするなんて、初めてじゃない?」
「そうだ。何か緊張する.......。」
「しっかりして下さい。ダンナ様。」
「大丈夫。頑張る。それより、焦って、指輪はめる指、間違えそう。」
「ふふふ.......間違えたら面白いかも。一生忘れられない思い出になっちゃう。」
「ダメだよ。そんなん、ダサ過ぎる。」
笑いながらの何気ない会話、すべてが幸せに思える。
「幸せ」って、こういうことなんだって、体全体で感じている気がする。