もうスキすぎて~ヤクザに買(飼)われた少女~
部屋に着くなり、制服のままベッドへと倒れこんだ。
今日は色々とありすぎ。
最近の私は私らしくない。
正しくは私の日常らしくない。
そもそも、発端はジュン……
って、私……
また、約束したんだった。
やけくそになってしたこととはいえ、白紙に戻すことは出来ないだろうし……
携帯にはしっかりとジュンの名前が登録されてる。
逃げられないとわかっていても、どうにかいい方法はないかと頭をひねる。
そんなことをしたって、名案なんて思い浮かぶはずもなく憂鬱がより一層強くなる。
また、ジュンと会わなければいけないこと自体が憂鬱でたまらない。