もうスキすぎて~ヤクザに買(飼)われた少女~
透との関係も、もちろん“金”。
それに“体”がプラスされた関係。
瑠伊にウリのすべてを教わりながら、私は放課後になると毎日繁華街の改札前に立った。
瑠伊は相変わらず学校には来ないけれど、私達が出会ったこの場所には足を運ぶ。
「ねぇ、君達暇なの?」
と数日後のある日声をかけられた。
高校生ではないことは確かだが、割と今時の2人組。
年齢も20代だろう……
これが私の初めてかもしれないと思いながら、男を舐め回すように見つめた。
悪くない。
高校生を買うような男はオヤジが多いと瑠伊から聞かされていたせいか、目の前にいる男が格好よくさえ見えてくる。