もうスキすぎて~ヤクザに買(飼)われた少女~
痴漢野郎こと、ジュンの肩に担ぎ上げられた私は短いスカートが捲れあがって、パンツ丸出し状態。
だから、私の視界にはジュンの背中しか映っていなくて、どんな奴が“パンティー”なんてふざけたことを言っているのかわからない。
抱き上げるならさ、せめてお姫様抱っことかにして欲しかった。
肩に担ぐなんて……
やっと、降ろしてもらえたけど、恥ずかしくて振り向くことができない。
「まだ、動けねぇのか?」
「…………」
いつの間にか、体に力が入るようになってたけど、動きたくない。
「そんなに良かったか~ジュンのテクは!!」
「うるさい!!」
「リンちゃん?」
いい加減ムカついた。
キレるなんてことは、記憶がある限りではない私だけど、さすがにキレた。