ゲーム
少し落ち着いた頃に一眠りしようとしているとチャイムがなった。

新聞の勧誘か、集金か何かだろう。

無視だ。

だがチャイムは何度も連続して鳴り続ける。

「るっせぇな」

ベッドから跳び起きて玄関に向かう。

「親いないんでわかりません」

さっさと帰ってもらおうと思っての台詞だったが

「親とか必要ないです」

麻斗が立っていた。

気まずい空気が流れた。
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