ゲーム
「大丈夫ですよ。こどもじゃないんだから、一人で帰れます」

代夏はこども扱いしないで下さいと、こどものように頬を膨らませた。

あっ、一瞬可愛いと思った…

「しかしな、時間は6時だが、外は真っ暗だぞ」

秋だからな。日が落ちるのもはやいだろ。

「大丈夫。私なんか誰も襲いませんよ。さようなら」

代夏はそういうと教室から出て行った。

「忍足、女に送ると言ったのに拒否されることは屈辱じゃないか?」

オレ、一言もそんなこと言ってないんですけど、

オレのプライドを刺激しようたってそうはいかない。
代夏が大丈夫って言ったんじゃないか…

「仕方がないな。伊織、ちょっとまて、忍足はお化けが怖いから先生も一緒なら送って行くそうだ」
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