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「じゃあ、あいつに告って来て」

麻斗が指を指した中庭には一人の女子生徒がうずくまっていた。

「あれ?って」

肩より少し長い髪。両サイドを少しだけ取り頭の後ろで結んでいる。

「生物部の女じゃねぇか」

生物部ははっきり言ったら生物よりも二次限に興味しかない奴らの集団だ。

別名オタク部。彼女は生物部の唯一の女子、伊織代夏(いおりしろか)だ。

昼休みや部活中、ずっとあーやってうずくまってる。
唯一真面目に生き物を観察してるくそ真面目な女
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