ゲーム
普通に話しをしてますよ。
しかも大好きって言った顔が思った以上に可愛い。

江上の顔が赤くなり始めたよ。

「いやさ、手作りがうちの親の趣味なんだ。オレも親父も甘いものそんなに好きじゃないから張り切って作ってた。こっちこそありがとうだ」

「江上くんと伊達さん付き合ってるぽく見えない?」

「本当、なんかお似合いだよね」

うちの班の女子がこそこそ話してるのが聞こえた。

いや、代夏の恋人はオレだっつうの。

「代夏ちゃん、江上、カラメルもう良いんじゃないか?」

「おっ、忍足!」

何をきょどってる、江上。

「じゃあカップに分けるね」

代夏は、淡々している。カップにカラメルを均等に分けていく手際が見事だ。
< 35 / 143 >

この作品をシェア

pagetop