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4時限目途中

代夏が来たのは4時限目の途中だった。

まるで忍者のように音をさせずに教室に入ってくた。
「伊織さん大丈夫?」

「はい」

若い女教師が話しかけると全員の目がそちらを向いたため代夏は驚いて顔を赤くした。

「さぁ、続けるわよ」

授業が再開されて、代夏を横目でみると、少し顔色が悪いかもしれない。

せめてメルアドを渡しておこうとノートの端にアドレスを書いた。
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