ゲーム
「代夏ちゃんはオレのことは嫌い?」

そう尋ねれば、代夏はフルフルと首を振る。

「よかった。じゃあオレとお付き合いしませんか?」

そういうと、代夏は小さく頷いた。

よっし!

第一関門クリアー。

オレは代夏に条件を提案した。

「しばらくオレと付き合ってるのは秘密にしてね。オレ、最近別れたばかりだから代夏ちゃんに危害がくると嫌だから」

本当は、嘘でもこんな地味な女と付き合ってるなんてばれたら、オレの人生終わる。

代夏はまた黙って頷いた。
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