かわいい年下くん
春くんとキス
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なんて。スーパーを出た後、なんだか少し気まずい雰囲気になったものの、それも一瞬で。
すぐにいつも通りになった春くんと、他愛もない話をしながらマンションに向かい。
リクエストのあったオムライスを作って。
それを食べ終えたわたしたちは、ソファーに座りながらテレビを見ている。…のだが。
「……、」
眠い。果てしなく眠い。
もう春くんの家には、両手じゃ数え切れないほどお邪魔させてもらったけど、こんなに眠たいのは初めてだ。
ご飯食べ終わったら、スーパーの帰りに言いかけてたこと訊こうと思ってたのに…
なんてうつらうつらしていると、それが春くんにも伝わったみたいで。
「…センパイ?」
「んー?」
「眠いの?」
「…んー」
もはや会話も成り立たない状態である。